家族がステージ4のガン宣告を受けた時の心構え

心のケア

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最初に少し前置きを・・・

今回は接客サービス業のお話からちょっと外れちゃいます。

大事な人の生死という大きなものと向き合ってる時、

私達の必須武器である笑顔と平常心をどうやって保てるのか考えたことありますか?

こんな状況でも私達は、いつも通り笑顔でお客様を迎え入れお見送りします。

感情のコントロールがとても重要です。

もしよかったら想像しながら、読んでみて下さいね。

家族がガンになったら、あなたはどう向き合いますか?

この記事を読んでいる方は、もしかしたら現在同じ境遇にいらっしゃるかもしれません。

大丈夫ですか?心も体も疲れてないですか?

不安で、悲しくて、忙しくて、後悔したり、やるせないですよね。

私は家族が宣告を受けたと聞いた時は、全然諦めていませんでした。

今、まさにそういった真っ只中にいる方に、

少しでも後悔なく一緒に生きる時間を過ごして頂けたらと思って、この記事を書いています。

家族ががん宣告を受ける

1年前、私は家族を膵臓ガンで失いました。

まだ60代、のんびり暮らすために仕事を退職し、みんなで退職祝いをした数週間後に体調が良くないと病院で検査をすることに。

検査に付き添った母から「あまり良くないかも」と仕事中に連絡が入り、心のざわざわで息苦しくなる感じでした。

検査入院をし、病名と余命宣告を受け、病院でできることもないため在宅看護をすることに。

一緒には暮らしてなかったので、母は「私が家に行って一緒に住もうかな?」と言っていましたが、

「絶対に家に連れてきてほしい」とお願いし、こちらの家で一緒に住んでもらうことにしました。

2ヶ月半の短い時間しか一緒に過ごすことはできませんでした。

宣告を受けてから、家族はどう過ごす?

余命宣告を受けた時、皆さんはどういった行動を取りますか?

私は、こんな風に過ごしました。

・諦めない!天才名医を探す。名古屋の名医の元へセカンドオピニオン。

・がんに効く食べ物探し

・後悔なく今を生きてほしいので、やりたいことを聞いて叶える

・ガンでお腹に水が溜まり、足のむくみもひどいためマッサージ

・一緒にテレビを見る

とにかく何かやってあげたい気持ちでした。

勝手なから全然諦めてなかったのともっと生きて欲しい思いでした。

①諦めない!天才名医を探す。名古屋の名医の元へセカンドオピニオン。

お医者さんも人間なので、器用さ、勉強熱心さ、新しい技術を取り入れてるなど、人によって違うと思っていました。

誰か救える人がいるのではないかと、膵臓がんの名医をネットで検索し、この人にしかできない手術法なども調べて家族にも相談。

もちろん本人の意思を確認し、本人は行けませんでしたがセカンドオピニオンとして名古屋まで向かいました。

結果はMRI?の画像を見て、名医に手術できないと言われてしまい、絶望でした。

本人に伝えるのは本当に心苦しかったですが、お医者さんの説明もしっかり聞いてきたのでちゃんと伝えました。

セカンドオピニオンって、現在の主治医の先生を信用してないと思われてしまうのではないか、言ったら先生が気を悪くするんじゃないか、扱いが変わるのではないか、そういった迷いもあるかと思います。わかります。

でも何もしない、救える方法があったのではないか?という後悔は、病気の本人に対して絶対にしてはいけないという気持ちでした。

②がんに効く食べ物探し

これは、ネットで探し本を買いました。

とにかく、塩がだめ、砂糖がだめと色んな情報がありますが、

毎朝生ジュースを飲み、1ヶ月ほどは減塩食事をしつつ、残りの期間は好きなものをスーパーで買って食べたいものを食べていました。

運動がてら公園を歩いてましたが、その後のスーパーで食べたいものを買い物をしてる姿が本当に一番イキイキしてました。

ご飯作ってもらって、車いす押してもらってって、人に色んなことやってもらわないといけないけど、

『自分のお金で、自分で選んで、自分の買いたいものを買って、自分が食べたいものを食べる』

これがやっぱり幸せで楽しみなんだなと見てて思いました。

買うもの全て体に悪そうなものばかり・・・と心配しましたが、

自分の人生どう生きるか何を選ぶかは本人が決めるもんだ。

私も美味しいもの食べて死にたいもんね!

③後悔なく今を生きてほしいので、やりたいことを聞いて叶える

何がしたいのか本人に話を聞いて叶えたい。

でもそれって、もう時間がないとかそういった風に捉えられるのではという不安もありました。

余命宣告を受けているため、そこを話さずにただ時間が過ぎるのは勿体無いと思い、私は本人に聞くことにしました。

「自然がある所に行きたいね」ということだったので、

家族全員で車で向かいました。まだ元気のある時でよかった。

もう一つはいろいろ探しすぎてしまったのと、家族が心身ともに疲れていたこと、家族の予定が合わないことで、最後の旅行はギリギリになってしまったのが悔やまれます。

今、がんと戦う家族と向き合うあなたへ

今が辛くてもしっかり向きあいやり切ることは、病気の家族のためだけではありません。

我が家では亡くなってから「最後の旅行は、もっと早く行けてたらな」ってよく話に出ますが、その後悔って本当にもう手遅れなんです。

後悔しないで下さい。一生悔やみます。できるうちに、できること全てやるんです。

そうすると、亡くなった後、悲しみでいっぱいになっても自分を責めて苦しむことがなくなります。

「できることは全てやった。一緒に過ごす時間を充実したものにできた。」

そう思えたら、大事な思い出を振り返ったときに、楽しかった思い出や感情で満たされます。

今がしんどくても、今しかできない、今やらなければ後悔することばかりです

今できること全てやり切ることを未来のあなたのためにも切実にお伝えしたいです。