諦めないで、住民税の通知書を読んでみよう!
毎年6月ごろになると手元に届く住民税の通知書、解読できたことありますか?
「全然わからないからもはや見てない!」「毎月の納付額だけ見てふーんってなもん」
と思っているあなたに、一切理解してなかった私が解読の仕方をご紹介します!
私も色んなサイトや本を読み漁ったりしてましたが、細かい所や気になるところがスルーされてたり、
まとめるのにめっちゃ時間かかりました・・・汗。
アラサー独身さんが見るポイントを中心に記事作りましたので、
ご結婚されてる方や親御さんの介護されてる方は扶養の所とか細かくかけてないです、ごめんなさい!
さて!住民税通知書を解読できたら何が良いって私たちが年末調整や確定申告した控除が、
ちゃんと反映されてるか、どのくらい税金が減ったのかを確認することができます。
どういった仕組みで住民税が決まっているのか、
理解することで控除を増やしたり申告したり、それぞれの控除額にも上限があったりするので、
知っておくと無駄のない節税が可能になりますよ♪
手取りを少しでも増やして、ちょっとずつ幸福度をアップさせませんか?
では、早速お勉強へ参りましょう!
住民税決定通知書を見る前に知っておいて欲しいこと
何も知らずに住民税決定通知書を読んでも辻褄が合わないことがいくつか出てきて、投げ出したくなります笑。
先に以下6つを理解してからだとスムーズに解読できますよ!
①住民税10%(住民税は累進課税ではないため全員一律10%)の内訳を見る
②住民税の納付額決定までの計算方法
③所得控除は、住民税と所得税で控除額が違うものがある(例、基礎控除や生命保険控除など)
④給与所得控除は、給与収入(年収)によって自動で差し引かれるもので所得税と控除額は同じ
→ちなみに、年収660万未満の人の給与所得控除額は、国税庁のHPの『年末調整等のための給与所得控除』から算出する。
⑤ふるさと納税をワンストップ制度で申告した方は、100%住民税から控除となる(総控除金額は確定申告で申告した場合と同じ)
⑥税額控除には、合計所得が2500万円以下の人が対象の調整控除が入っている
私も、ここを理解してなかったばっかりに何度やっても計算が合わない・・・!!
「税額控除はふるさと納税の金額のはずなのに、なんか2500円多いぞ・・・」
と迷宮に入っておりました汗。
この6つを先に理解しておくと、この後はそんなに難しくはありません♪
あなたの住民税決定通知書を見ながら解読スタート
あなたの住民税通知書と源泉徴収票も一緒に見て頂くとわかりやすいし比較しやすいので、
お手元にご準備下さい。
通知書の左側
左側には、住民税率10%をかけて計算するための材料が揃っています。
【表1】
iDeCoの掛金は全額控除対象となるため、小規模企業共済に全額記載されます。
所得控除欄の右横に小さい欄(黄枠の右)がありますが、これは所得控除欄の扶養控除などの人数を記載する項目になります。
通知書右側
右側では、左側の材料×住民税10%ではなく、
都道府県税と市町村税に分けてそれぞれの税率を掛けたり、税額控除したり、均等割額足したり、
最後に都道府県民税と市町村税を足して納付額を出します。
【表2】
ふるさと納税確認方法
ふるさと納税してるなら以下の2箇所を見て下さい
【表1】では、下の(摘要)の欄に記載※
【表2】では、赤塗り部分と青塗り部分の税額控除額⑤に含まれています。
《ワンストップ特例制度と確定申告の記載の違い》
・ワンストップ特例制度で申告した場合は、「ふるさと納税額ー2000円の金額」であればOK
・確定申告で申告した場合は、「ふるさと納税額ー2000円ー所得税控除額の金額」であればOK
あなたの住民税通知書にも記載はありましたか?
去年のふるさと納税が、しっかり節税になっていることが実感できます!
住民税決定通知書で、節税対策の答え合わせをしてみましょう
住民税通知書が読めれば、「控除」効果を感じることができますよね!
私も医療費控除を使用した際、毎月2千円ほど安くなっていてめっちゃありがたかったです。
控除のありがたさをちゃんと数字で見て実感することが、節税への意識を高めることになります。
節税対策→年末調整や確定申告で申告→還付金や翌年の住民税の負担軽減を確認する→やってよかった
このループに入ると、節税をすることが自分のことも自分のお金も大事にできていると実感できます、
増税の時代は、国の制度を利用して少しでも手取り額を増やせば、
その分貯金やNISAやiDeCoに回して未来に投資したり、買いたかったものの足しにすればいつもよりちょっと幸福度もアップします♪
利用できるものは最大利用して、未来の幸福貯金どんどんしていきましょう!